みなさまいかがお過ごしでしょうか。
先日までの季節外れの暖かさは
どこかに行ってしまって、
一気に冬が到来した感じですね。
とにかく温かいものを
食べたい季節になりました。
日本の食文化を英語で発信するシリーズ。
本日ご紹介したいのは【ラーメン】です。
ラーメンは、外国人観光客の
「食べたい日本食」として、
高い人気を誇る料理です。
今や、自分の好きな店のラーメンを
食べるために、日本を訪れる
外国人もいるほどです。
外国人に人気なのは、
とんこつ系ラーメン。
濃厚ではっきりとした味わいが、
日本人に限らず多くの外国人を
惹きつけるのでしょうね。
日本にしかない味ということで、
味噌ラーメンが好きな外国人も
多いようです。
また、ラーメンはあまり食べないが、
つけ麺は好きだという人もいて、
個人によって味の好みが分かれるのは、
万国共通のようです。
各地の特徴ある食材を使って作られる
日本のラーメンには、その土地の文化や
歴史までもが反映されて、土地の人々に
好まれる味になります。
日本のラーメンは各地によって味が異なり、
それぞれが多様な発展を遂げているのです。
ラーメンは、中国の麺料理を
ルーツとしています。
江戸時代の末に、横浜、神戸、長崎、函館が
開港したのをきっかけに、多くの外国人が
日本に移り住みました。
そのときに、欧米人とともにやってきた
華僑の人々が中華街をつくり、
ラーメンが日本に定着しました。
明治時代には、東京の浅草に初めて、
日本人向けの中華料理店「来々軒」が
オープンし、大人気となりました。
これが、日本で初のラーメン店だと
言われています。
ラーメンはその後、日本全国に広まり、
国民的な料理になりました。
さらに、安藤百福が発明した
インスタント麺などが世界に輸出され、
世界の各地で生産されている今、
ラーメンは世界で愛される日本食として、
しっかりとした地位を確立しています。
Ramen is a high popular dish worldwide as
the “must-eat Japanese food.”
Its roots trace back to Chinese noodle cuisine.
In the late Edo period, many foreigners moved to
Japan after the ports of Yokohama, Kobe, Nagasaki,
and Hakodate were opened to foreign trade.
Chinese merchants who came with the Westerners
created Chinatowns, and ramen took root in Japan.
In the Meiji era, the first Chinese restaurant
for Japanese customers, “Rairaiken,” opened
in Asakusa, Tokyo, and became very popular.
This is said to be the first ramen
restaurant in Japan.
Since then, ramen has spread throughout Japan,
becoming a national dish. Ramen made with
distinctive local ingredients reflects
the culture and history of the region,
and is flavored by the local people.
Therefore, Japanese ramen tastes different
depending on the region, undergoing
diverse developments.
With the exportation of instant noodles and
other relating products, ramen is now
produced worldwide.
As a result, ramen has firmly established
itself as a beloved Japanese food
around the world!
次回からは日本文化を英語で発信していきますので、
引き続きよろしくお願いいたします。
JJC女子会倶楽部
源 直美
naomina1228@gmail.com