【JJC通信】お・も・て・な・し <茶遊庵> 長月 

「今日は、十五夜ですよ。


芋名月とも言いますからね。」



と、御年91歳の物知りおじぃちゃんが
里芋をきれいに洗って秋の恵みを
届けてくれました。


里芋、れんこん、牛蒡、人参、椎茸、舞茸、
におとん(ご当地ブランド豚)を入れて
煮込むことにします。


めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に

 雲隠れにし 夜半の月かな

          紫式部


残念ながら「月は何処に」でした。


秋は、ナスの漬物が大活躍します。


なにしろ、「嫁にくわすな」のナスですから?



あなたなら、


1)美味しいのを惜しむ意地悪から?
2)体を冷やすと大変とお嫁さんを守るやさしさから?
  さあ、どちらでしょうか?


ナスの漬物の漬け方

秋茄子(皮の柔らかいもの)・・1㎏
塩・・・・・・・・・・・・・・50g
焼ミョウバン・・・・・・・・・ 4g
水・・・・・・・・・・・・・・600~800㏄
重石・・・・・・・・・・・・・4㎏位
 約5~6時間で美味しい茄子の漬物が出来上がります。


次は、10月11日の「十三夜」を楽しみに
お・も・て・な・しをしたいと思います。


「十三夜」は日本で生まれた風習
と言われていて、栗や豆の収穫を
祝うとされ、「栗名月」「豆名月」
とも言うそうです。


令和元年 長月             
<茶 遊 庵>
案内人 山﨑小夜