気がつけば今年度もスタートし、
GWも終わり、夏のような暑さを
感じる日も出て参りました。
少し前になりますが、大学の近くの
隠れ家的なレストランに、
大学の友人達と行ってきました。
隠れ家的と書いたのですが、
完全予約制(1日3組限定)、
お店の佇まいは控えめで、
シェフがお1人で調理から配膳まで
されているので、本当に隠れ家的と言っても
差し支えないのではと思います。
入り口も誰でも入れるわけでは無く、
呼び鈴を押し、名前を告げて
入れてもらう方式です。
このお店では事前に苦手なもの
(アレルギーや嗜好など)を
お伝えしておくと、それに沿って
メニューを考えて下さると言うので
「グルテンフリーでお願いします」と
お伝えしたところ、
「グルテンフリーとは何でしょうか」
と質問が来ました。
グルテンフリーとは、
「(小麦たんぱく質である)
グルテンを含まない食品」のことです。
欧米などではグルテンにアレルギーを
持つ方が多いため、グルテンフリーという
言葉や、グルテンフリーメニューの
知名度は高いですが、日本ではさほど
多くないため、調理関係者でも
知らない方は知らないようです。
また、グルテンは中毒性が高いと言われており、
ついつい食べ過ぎてしまうという欠点が
あるのですがグルテンフリーにすると
その心配はなくなります。
そのため、ダイエットのために
グルテンフリーをしている方もおられます。
私は花粉症を発症させないため
(グルテンを控えると花粉症にならないのです)、
毎年3月~4月にかけて
グルテンフリーをしているので
お願いをしてみました。
シェフは「グルテンフリーは初めて聞いたけれど、
やれるだけやってみましょう」
と言ってメニューを組んで下さいました。
それがこちらのメニューです。
キノコとカリフラワーのスープ
季節のサラダ(上に乗っているのはコーンフレーク)
地鶏のソテー
黒米のリゾット
抹茶のブリュレと柚子シャーベット
主食は本当はパスタだったのですが、
お米のリゾットに変更してくださったそうです。
そうなると、もう立派な
グルテンフリーメニューです。
ストレスなくコース料理が楽しめました。
グルテンフリーはどのようなことかを
知っていても、難しそうと言う方が
多いのですが、ほぼ主食に含まれているので、
主食を変えるだけで済んで、
意外と簡単なのです。
見た目だけでなく味も美味しく、
友人達も私も大満足のランチを頂き、
大学へ向かったのでした。
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