【JJC通信】クラスメートと調理実習<出会いと食>No.27 

スクーリングという通学授業で、
大学で調理実習をしてきました。


今回は、そんな大学での調理実習を
テーマに、クラスメイトとの楽しい
思い出や、料理を通して学んだことなどを
ご紹介します。

1. クラスメイトとの協力が不可欠!

調理実習では、一人ひとりが自分の役割を
果たすだけでなく、チームワークが大切です。


食材の切り分け、調理器具の洗浄、
盛り付けなど、それぞれの役割分担を決め、
協力して一つの料理を作り上げます。


・意見交換: メニュー決めから調理方法まで、
同じ班になったメンバーと意見を交換し、
より良い料理を目指します。メニューから
作った授業では、作りたいメニューよりも
作れるメニューにするなど、自分たちの
スキルと相談しつつ決定しました。


・助け合い: 料理が苦手な人ばかりの班に
なった時は、協力しないと仕上がりませんでした。


逆に調理系のプロが同じ班に居た時は、
かなり助けてもらいました。


・楽しい思い出: 料理を通して、
クラスメイトとの絆を深めることが
できたと思います。


2. 料理を通して学ぶこと

調理実習では、料理の技術や歴史、
調理による化学変化など、様々なことを
学ぶことができましたが、一番は調理時の
コミュニケーションを学んだのではと思います。


・コミュニケーション能力: 今誰が何をやっていて、
誰が助けを求めているか察知したり、
自分が困った時は声を出したりすることの
大切さを実感しました。


・問題解決能力: うっかり間違えてしまった時、
臨機応変に対応(もちろん先生には確認をしつつ)
することも求められたと思います。


3. 思い出に残るメニュー

調理実習で作った料理は、
どれも思い出深いものばかりです。


・初めての挑戦: 普段あまりどころか、全くやらない、
コンソメを一から作るような料理に挑戦し、
「手間暇をかけて作る美味しいもの」にトライ。


・オリジナルメニュー: 糖尿病食や嚥下障害の
ある方向けのオリジナルメニューを作りました。


・みんなで食べる喜び: 実習の最後には
試食を皆で行います。


作るのが大変なメニューが多かったので、
全員でお互いを労いつつ食べましたが、
特別に美味しかったです。


4. 大学での調理実習のメリット

大学での調理実習は、午後の授業でしたので
夕食が不要でした。


あとは、自宅では絶対に使わない食材や、
スパイスも使ったりしたので勉強になりました。


ほぼ3~4時間小走り(?)に調理室を動き回った


2週間でしたので、ちょっとしたエクササイズに
なったかもしれません。

試食の時などに話をしてみると、
(社会人になってから大学に来た人ばかりだからか)
クラスメートの皆さんは前向きで、


コレといった理由や目標のある人ばかりでした。


素敵なクラスメートとの出会いを
大事にしたいと思います。



出会いと食のプロデューサー
開発香織

 

【JJC通信】創塾(つくる) 活動報告 8月 

皆様こんにちは
「創塾(tsuquru)」の山根です。


次から次へと台風がやってきて、
日本列島に向かってきます。


東京もゲリラよりもはや
ゴリラ雷雨と言われるほど(笑)、
強靭で執拗な雷雨に見舞われ、
何度も都市機能が脅かされる羽目に。。。


穏やかな梅雨や夏の暑さが
懐かしくさえ思えます。。


さて、8月の言の葉も安全に
オンライン開催されました。


今月の2首は以下の通り、
お題は「時」でしたが、自由詠から。。


関ヶ原合戦(かっせん)に激しく強く打たれしや背負い陣太鼓 鎮もる美術館
     さらら


思川に花火見に来ませ孫よ子よ西瓜を冷やしその日待たむや
     八千草遊



それではまた来月ご報告に上がります。


少し朝夕は涼風を感じられるようになりました。


皆様、ご自愛くださいませ。




短歌の会「言の葉」の詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。
http://jyujitsujinseiclub.org/event.html#20210518


お問い合わせ先:創塾(つくる)事務局
tsukuru@jyujitsujinseiclub.org 担当:山根千鶴枝

 

【JJC通信】創塾(つくる) 活動報告 7月 

皆様こんにちは
「創塾(tsuquru)」の山根です。


今年は、梅雨明け前に35度を超える
猛暑酷暑を経験してしまい、なんだか
梅雨明けが待ち遠しいというより、
夏本番が恐怖なのは私だけでしょうか。。


さて、7月の言の葉は、通常通り
オンラインで開催されました。


今月の2首は以下の通り、
お題は「文」でした。


カステラの文明堂の豆劇場カンカンベアは今日も踊りぬ
    木蓮



息子(こ)が書きし「まますき」の文字机(き)に貼られ色褪せたるもいまだ剥がさず
    さらら


 

来月のお題は「時」です。


それではまた来月ご報告に上がります。


暑い夏が間もなくやってきます。


皆様、熱中症予防グッズの準備は滞りなく・・



短歌の会「言の葉」の詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。
http://jyujitsujinseiclub.org/event.html#20210518


お問い合わせ先:創塾(つくる)事務局
tsukuru@jyujitsujinseiclub.org 担当:山根千鶴枝

 

【JJC通信】【うな重】外国人観光客が喜ぶ日本食の魅力を伝える英語 

猛暑が続いていますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。


今回も和食を英語でご紹介したいと思いますが、
土用の丑の日が近づいているので、
「うなぎ」をテーマにお届けさせていただきます。



ご一読いただけますと幸いです。


【うな重】

うなぎと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、
「うな重」または「うな丼」でしょう。


うな重、うな丼のどちらも、ご飯の上に
うなぎの蒲焼きをのせた料理ですが、
なぜ呼び方が違うのでしょうか?


答えは、うなぎの蒲焼きをご飯の上において、
重箱に盛り付けたものが「うな重」、
丼によそったものが「うな丼」です。


でも、うな重の方が値段が高いという
イメージがありますよね?


シンプルに考えると、重箱の方が大きいために、
入れるうなぎの量が多くなり、
値段が上がってしまうのですが、
実は歴史的な背景も関わっています。


うなぎ料理の歴史は古く、うなぎを
食べていたという形跡が、縄文時代の
貝塚から見つかっています。


しかしながら、本格的にうなぎが食材として
定着し始めたのは、江戸時代に入ってからです。


徳川家康が江戸の開発を進めていた頃、
干拓によってできた湿地にうなぎが
住みつくようになり、うなぎは労働者の
食べ物として定着していきました。


うなぎには豊富なタンパク質やビタミン、
ミネラルが含まれているため、激しい労働で
消費したエネルギーを補給するのに
非常に適した食材だったわけです。


室町時代末期から始まった、うなぎを蒲焼にして
食べるスタイルは、江戸の人々の間でも
一般化していました。


現代のような高級なうなぎ専門店や大衆食堂、
さらにはうなぎの蒲焼を売り歩く
露店商などによって、うなぎは庶民の間に
どんどん浸透していきました。


うなぎを丼に入れて食べるスタイルは、
1800年代の文化・文政年間に発案されたと
言われています。


芝居小屋にうなぎを出前させていた
芝居小屋のスポンサーが、うなぎが冷めるのを嫌い、
うなぎの蒲焼を丼飯の間に挟ませて芝居小屋に
届けさせたのが、うなぎ丼の始まりだと
言われています。


当時、芝居小屋での食事は重箱で
提供されていましたが、うなぎ丼が好物だった
その芝居小屋のスポンサーは、うな丼を
重箱に盛り付けるスタイルを思いつきました。


重箱は蓋が付いているため冷めにくく、


また漆塗りの重箱に盛り付けることで
見た目もずいぶん洗練されました。


うなぎ料理は当時から高級でしたが、重箱に
入れることによってうなぎの魅力をさらに
高めることができ、うな重が広く知られるように
なったといわれています。


土用の「丑の日」あたりに食卓に上ることが
多いうなぎですが、うなぎの旬(食べごろ)も
ちょうどその頃なのでしょうか?


天然うなぎは、脂が乗って一番美味しく
食べられる秋から冬にかけて旬を迎えます。


それじゃあ「丑の日」にうなぎを
食べる意味がないのではと反論したく
なるところですが、ご安心ください。


天然うなぎの個体数が年々減少し、絶滅危惧種に
指定されるまでになっている中、現在市場で
売られているほとんどが養殖うなぎです。


スーパーなどで販売される養殖うなぎは、
土用の時期に食べごろがくるよう
出荷調整されています。


つまり、養殖うなぎは、6月から8月頃に
ちゃんと旬を迎えられるように
大事に育てられているのです。


日本全国には、鰻丼や鰻重を提供するお店が
多くありますが、それぞれのお店が
独自のタレや焼き方にこだわり、
個性豊かな味を楽しむことができます。


地域の個性あふれるうなぎ料理をぜひご堪能下さい!


うな重の英語ポップ

Unaju (eel box) is a very popular dish among
foreign tourists as a ”Japanese food they
want to eat.” Rich in protein, vitamins,
and minerals, eel is considered good for
promoting our health.


Eel has been popularly consumed in Japan
for more than 200 years, especially
as a nutritional supplement to get through
Japan's hot and humid summer!


Eel cuisine has a long history.


The traces of eel eating have been found in
shell mounds from the Jomon period.


It was not until the Edo period (1603-1867) that
eel began to take root as a popular
food among people.


When Tokugawa Ieyasu was developing Edo area
(present-day Tokyo), eels began to live in
the wetlands created by the land reclamation
work by Edo Bakufu in order to secure
farmland and residential areas.


Eels became popular among the laborers,
because eels are rich in protein,
vitamins, and minerals. Eels were
an ideal food for the workers to replenish
the energy consumed during strenuous labor.


The style of eating grilled eel, which began
in the late Muromachi period (1333-1573),
was common among the Edo people.


Eels became increasingly popular among the
common people through high-class eel
specialty restaurants, as is the case today,
popular eateries, and street vendors
selling grilled eels.


The style of eating eel in a bowl is said to
have been invented in the late Edo period.


The sponsor of a playhouse, who always
had eels delivered to the playhouse,
disliked the eels getting cold
during transport.


He got an idea of having them delivered
with grilled eels sandwiched between rice
for avoiding eels cooling.


This is said to be the beginning of
eel bowl, since then, this style of
eating eel on top of rice with sauce
poured over it has been long popular
among the common people.


At that time, meals at playhouses
were served in lacquered boxes,
and the sponsor of the theater,
who was fond of eel bowls, came up
with the idea of serving eel bowls
in a lacquered box.


The lacquered box, with its lid,
kept the bowl from getting cold,
and serving it in a lacquered box
improved its appearance considerably.


Eel dishes were expensive at the time,
but by placing the eel in a lacquered box,
the appeal was more enhanced and
widely known.


There are many restaurants throughout
Japan that serve eel bowls and eel rice box,
each with its own unique sauce and
cooking method, offering a unique taste.


Why don't you try?


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


感想やコメントなどいただけますと嬉しいです。


お待ちしております。


JJC女子会倶楽部
源 直美
naomina1228@gmail.com


 

【JJC通信】創塾(つくる) 活動報告 5-6月 

皆様こんにちは
「創塾(tsuquru)」の山根です。


5月のご報告ができないまま、
6月のご報告となりました💦


5月の吟行は、爽やかな五月晴れの下、
皇居東御苑を散策しました。


東御苑には、皇居三の丸尚蔵館という
博物館がありまして、歴史的な美術品や
宝物がたくさん所蔵されています。


万葉集や古今和歌集の書物など和歌や
短歌に関するものは、平賀先生に
解説いただきながら見学しました。


短歌の歴史を肌で感じました!


最後に御苑のベンチに座って即詠会を行いました。



さて、6月の講習会は通常通り
オンラインで開催いたしました。
題詠は「雨☔」でした。


今月の短歌は下記のとおりです。


ぽつぽつとアスファルトの色変えながら雨の匂いが傘に広がる
    さらら


雨が降る天城の宿の窓越しの山は緑に翠に碧
    朝鳥礼


それではまた来月ご報告に上がります。




短歌の会「言の葉」の詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。
http://jyujitsujinseiclub.org/event.html#20210518


お問い合わせ先:創塾(つくる)事務局
tsukuru@jyujitsujinseiclub.org 担当:山根千鶴枝