【JJC通信】充実人生のお金と心と体 vol.5 

こんにちは! 伊藤誠です。
肉体的・精神的・経済的に人生を
不安なく生き抜くことはそう簡単では
ない時代になった・・・


ファイナンシャルプランナー業を20年。


数千人のご相談・お話を聞いて
自分はそう感じています。


その最大の理由は良くも悪くも
長寿だと考えます。


そこで、前回から3回にわたり
時代の変化によるお金の考え方
「昔の常識、今の非常識」
をテーマにお届けしてします。

______________________________
時代の変化によるお金の考え方
昔の常識、今の新常識②
「金利と郵便局の学資保険」
______________________________



お子さんが生まれると郵便局の
学資保険に入られる方が数多く
いらっしゃいます。


学資保険に加入する目的は
お子さんが生まれ、そのお子さんが
高校・大学と進学される時の
教育費を毎年コツコツと
蓄え・準備することが目的です。


この毎年コツコツ将来の教育費を
準備するという目的そのものは
すばらしいですね。


今から30年前の親はこの学資保険に
加入して、とても良い思いをしています。


0才の子どもが生まれ、18才になると
自分が毎年コツコツ預けた金額が
なんと2倍になって戻ってきたからです。


100万円を預けたのに200万円になって
戻ってきたということです。


この親の経験値と学資保険という
名前の良さと郵便局が販売しいてる
ということで今でも人気があるのでしょう。


ここで大きな勘違いが起こっています。


それは郵便局の学資保険が
100万円を200万円にしたのではなく、
金利が100万円を200万円にさせた
ということです。


言い換えると郵便局の学資保険でなくとも
当時の定期預金に18年預けても
100万円が200万円になったということです。
 

銀行の定期預金金利(1年)
 

金利
1988年 3.39%
1989年 4.10%
1990年 5.57%
1991年 5.78%
1992年 4.13%
1993年 2.42%
1994年 1.16%
2000年 0.25%
2019年 0.02%

長期の金利の威力とはすごいのです。



0歳の赤ちゃんが18歳になるまで、
100万円を金利5%で18年間預けると、
税金を引かれても240万円になります。


ところが今の0.02%で預けると
18年後100万3600円です。


億万長者という言葉がありました。


これは1億円をもっていれば、
お金に困らないという一昔前の言葉です。


1億円もっていれば、1年で利息が
500万円もらえたのですから。


伊藤 誠
充実人生実現パートナー