【JJC通信】にわか個人投資家のつぶやき②『山根ちづえの金融解説』 No.4 

こんにちは。JJCパートナーの山根千鶴枝です。


前回のJJC通信で続きは次回としておりましたので
年が変わる前にということで、以下、ご笑覧ください。



さて、前回のJJC通信をざっとおさらいしますと、
仕事と家事に追われ、わが身(=貯蓄=じぶん年金)を
振り返る事も忘れていた私ですが、
コロナのおかげでようやく自分でコントロールできる
時間を得ました。


そんな中、すっかりご無沙汰していたネット証券の
口座にログインをしてみるとその進化に驚いたという話です。


そこで、思いついた時がタイミング、
買おうと思った時が買い場という名言(?)を
引っ張り出して、少額ながら即、投資開始しました。


それが10月末の話ですというところまででした。


その後、どうなったかと言えば、株式市場は、
日経平均株価の変動率でみれば、10月末からの
1か月で約16%のプラスとなりました。


なんだか出来過ぎではないですか?


偶然にもうまく行き過ぎて落ち着きません。


私は、株式投資を始めましたが、配当金を
受け取りながら、長期的に保有しようと考え、
配当利回り重視で銘柄選びをしたつもりです。


したがって、値ザヤ稼ぎとは無縁のはず・・


だったのですが・・


やはり人の子なので購入してすぐに
値上がりしてしまうとザワザワしてしまいます。


そこで自分の投資行動に合理的な理由を
持とうとしました。


これ、大手機関投資家でもやりますよね(笑)


自問自答が始まりました。そもそも、私は
この株式投資によって年間いくらの配当金を
受け取ろうとしていたのか、今売却すると
将来の配当金は失うが、それ以上に値上益が
あるがどう判断すべきか、幸いなことに手数料は
ゼロなのでコストは税金のみ、売却したら
元の値段で買い戻せるのか、投資を始めたばかりで
方針変更はいかがなものか、
そもそも大した利益ではないので捨ておくべきか、云々。


スーパーではついつい特売品を買ってしまう
自分を振り返りながら。。。


結果、配当金以上に値上がりしたものは、
一銘柄を残して全売却、利食い先行、一旦、
年間の配当金受取見込み額を確保してから
買い戻す戦略に移行しました。


しかしながら、その後も株式市場は値上がりを続け、
実際に買戻しができたのは、売却から2週間後でした。


その間、「上がり続ける株式はない」と念仏を
唱えながら指値をして待ち続けました。


これもかなり忍耐のいる修行でした。


12月に入ってからは一旦株価も落ち着いて振れ幅も
小さくなりましたので安心して保有株を放置しております。


やはり長期保有する株式は、上下ともに値動きが
あまりない方が心の安寧につながりますね。


次は配当金が出るまで初心貫徹でどっしりと
構えておきたいものです。


配当権利付最終日辺りでまた、ざわざわしないように
願いながら・・


山根 ちづえ
じぶん年金コンシェルジュ