【JJC通信】楽しき学生生活<出会いと食>No.24 

出会いと食のプロデュースの開発です。


食を科学的に知りたいな♪と考えて
大学で学び直しをしていますが、
楽しくもなかなか大変な日々を送っています。


私の通っている学科は実験が多く、
(当たり前ですが)実験の時は学校に
行かねばならず、遠隔では受講できません。


今回も6週間のコースで学校に通い、
毎週実験→毎週レポート提出→
(最後に)試験という一連の流れを
経験してきました。



基礎化学実験なので、そんなに
難しいものではないという触れ込みでしたが、
私がかつては文系、かつ実験は
高校生の時以来だったのと
(フラスコとビーカーの区別がつかないレベル)、
先生が


「過去にこの実験で、濃硫酸で
火傷をした学生がいて救急病院に搬送されました」


「うちの学校ではないけれど、
ガスバーナーで爆発事故がありました」


「実験の結果が出なくて、何度も
やり直しをして20時までかかったり、
それでも結果が出ない生徒もいます
(実験開始は大体14:30~)」


などと言う注意を毎回されるものだから冷や冷やもの。


実験は4名一組の班で行うのですが、
私のいた班は手際が良くて、先生が
驚く早さで実験が終了してしまうほどだったので
実験自体には不安はなかったものの、
毎回新しい薬品が出てきたり、実験方法が
違うので理解し、覚えるのに必死でした。


しかも私自身が途中で流行り病に罹ってしまい、
出席できない日があったり、1週間ほど
グッタリして勉強も出来なかったので
ちょっと不安だったのですが、強力な班の
メンバーに出席できない日のデータを
送ってもらい、分からないところは聞いて、
結果的には試験もクリアして単位も
取れたので良かったです。


持つべきものは
友人だなとしみじみ思いました。


仕事は普通にあるので、時間のやりくりに
汗をかきつつ勉強をしているのですが、
実験以外に超面白い!と思ったことが
あるので共有させていただきます。
それは微生物学。


微生物学で、食品に関わる微生物について
調べていました。


その中で目を引いたこと。


リンブルガーチーズとブリックチーズ。



これらのチーズの熟成に使われているのは
Brevibacterium linensという細菌です。


この細菌は、ヒトの皮膚の常在菌です。


そう、私もあなたも持っている菌になります。


そしてこのチーズに共通しているのは、
熟成時の強烈な香り。


調べたところ、そもそもリンブルガーチーズは
かつては足で踏んで水を切って作っていたため、
足裏の菌が付着し


特有の芳香を持つようになり、それが
このチーズの特徴となったのだそうです。


一般的には臭いと定評の、足の裏の臭いが
チーズの特徴となり、それが地元の方に
好まれて現在も生産が続けられているとは驚きです。
(現在は人工的にBrevibacterium linens菌を
付着させて製造されているので、
誰かの足の裏の菌を使っているわけでは
ないそうなのでご安心ください)


リンブルガーチーズはもブリックチーズも
かなり強烈な臭いとのことですが、
知ったら食べてみたくなりました。


リンブルガーの発祥の地はベルギー、
ブリックはアメリカです。


私の調べられた範囲ですが、
いずれも日本では扱いがなさそうです。


彼の地に行くことがありましたら
挑戦したいと思います。


もし、お食べになった方がおられましたら、
コメント頂けますと幸いです。


出会いと食のプロデューサー
開発香織




 

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