【JJC通信】プラスマイナスゼロ?<出会いと食> No.17 

出会いと食のプロデュースの開発です。


今回はもはやノーマルになった
ステイホーム中の出会いと食について
考えてみたいと思います。


ステイホームになり、オンラインで
様々なことを行うのに懐疑的な見方もありますが、
私は結構楽観視していました。


そりゃあ、不便はあるだろうけれど、
やってみないと分からないし
やって不便があればそこを改善すればよい。


今もその気持ちは変わっていません。


ですが、4月から現在までの期間を
棚卸してみて、例年よりもガクンと
マイナス方向に変わったことがあります。


それは以下の二つ。


・新しい人との出会い
・食べたことのない食べ物、飲み物との出会い


もちろん、オンラインの普及のお陰で、
仕事を含めると何十人もの方と
オンラインで初対面を果たせたのですが、
如何せん「オンラインのみ」で
会った方に関しては、
あまり記憶に残っていないのです。


記憶に残っていない≒出会っていない、
と考えると恐ろしい話です。


対面だと、その人の大きさや雰囲気、
匂いなどが感じられて記憶に残りやすいのだと
思いますが、パソコン画面だと
相手が大柄なのか小柄なのかさえ分かりません。


また、食べ物や飲み物に関しては、
自分で買ってくる物はもともと
知っている物の延長で、
全く知らない国の食べ物や飲み物を
口にしていないことに気づきました。
(異国の食べ物をワザワザ
食べなくてもよいではないか、
という声もありそうですが)


これまでは旅先や、たまたま入った
レストランで勧められて、初めて口にする
事が多かったのですが、昨年は
そのような機会もほぼなかったためです。


では逆にオンラインがプラスに
働いた点を考えてみます。


・遠方に住む旧友との再会
・飲食物を含む日用品の調達方法


これらはオンラインが発達したがゆえに、
心理的にも物理的にも容易に
感じられるようになりました。


これまでは遠方(例えば海外や
関東圏から離れた地域)に住む
友人と会えるのは、せいぜい年1回でした。


ですが、オンラインであれば
(時差は考える必要ありですが)、
距離は全く関係ありません。


いとも簡単に会うハードルが下がりました。


また、日用品の調達も在宅勤務で
受け取れるようになったため、
ネットスーパーを利用してみたら
買い物に要する時間は半分以下になりました。


移動しなくて済むし、
目的の買い物しかしないためです。


野菜、果物、肉、魚、とカートに
放り込んでいくだけですし、
過去に買ったものは買い忘れ防止のために
「買い物候補」としてリストアップされます。
(まぁ、だからこそいつもと
違う物を買って試す、という行為に
繋がらないのですが)


スーパー内の「密」に加担しなくて済むのも、
気分的に楽になりました。


レジなど「エッセンシャルワーカー」
と呼ばれる方への負担が減らせます。


以上を計算すると・・・今のところ
ステイホーム時の「出会いと食」に関しては、
プラスマイナスゼロと思っています。


どうにかプラスにすべく、いくつか策を
考えていますが、これについては
またのご報告とさせて頂きます。


皆様にとって今年が実り多き年になりますよう、
心よりお祈り申し上げます。




出会いと食のプロデューサー
開発香織

 

[感想]【JJC通信】ワイン回顧2020〔愛酵会No.6〕

先原さん

伊藤誠です。
ご無沙汰しています。

12/25 結婚記念日を兼ねて、長野 駒ケ根市へ薪ストーブの小道具を買いに行ってきました。
ファイヤーサイドショールーム&ズクショップ【薪ストーブのファイヤーサイド】 (firesidestove.com)
途中
道の駅 はくしゅう|関東「道の駅」公式ホームページ (kanto-michinoeki.jp) に偶然立ち寄り、サントリーウイスキー白州の近くで、名水の出るところと知りました。

そこで、水と言えば酒なので、地元の七賢というお酒を買ってかえったところ、「安くてうまい」
七賢|山梨銘醸株式会社 (sake-shichiken.co.jp)
四合瓶で1500円前後。

「安くてうまい」お酒の紹介会を企画したいです。
よろしくお願いします。

伊藤 誠

【JJC通信】ワイン回顧2020〔愛酵会No.6〕 

せっかく2019年末に「愛酵会」を立ち上げながら、
2020年はコロナ・ウイルスのために活動が
頓挫してしまいました。


埋め合わせに、個人的に2020年のワイン生活を
ふり返ってみました。


2021年は1日も早くリアル飲み会が
再開できることを祈ります。


おいしいワインと料理を提供してくださる店の方々、
どうぞウイルスにも人災にも負けず生き抜いてください。


いつか必ず行きますから!


2月11日 多摩市で愛酵会「カベルネ・ソーヴィニョンの集い」。
7人が参加し、チリ、オーストラリア、
アメリカ・カリフォルニア、ルーマニア、
そしてフランス・ボルドーの5銘柄を、
ピッツァ、チーズ、サラミをつまみに3時間楽しみました。


「日本酒は工業的な面が強いが、
ワインはほぼ農業」という指摘があり、
もっともだと思いました。


4月~ 緊急事態宣言、家飲みで日本ワインに集中。


山梨、長野、山形以外にも、宮崎(都農)など
各地ですばらしいワインが生まれていることに感動。


これまで飲まず嫌いで見下していた
マスカット・ベーリーAも、良いものは実は
なかなか秀逸で、ディナーワインとして十分通じることを
発見しました。


山ぶどうのワインは果実味が濃く酸味も
しっかりしているのですが、合わせる料理が思いつかず…。


6月 玄米で作った無濾過生原酒に出会う。


人が最初に米で酒を造った時には
精米していたのだろうか、なれずしのような
発酵食を作る際にも、最初から精白した白米を
使ったのだろうかというのが常々疑問でした。


もしそうだとすると、都市の住民が精米した
ご飯を食べるようになる遥か以前から、酒造りや
発酵食品では白米を普通に使っていたことになります。


一方、玄米で酒が造れるのか、できたとしても
糠の臭いや蛋白質の腐敗臭がしてまずいのではないか、
とも思えます。


そこでネットで調べると、何と玄米で造った酒が
売られていました。


千葉県の寺田本家が出している「むすひ」という酒です。


早速ネット注文、同封の説明書によると、
玄米では麹が育たないため、いろいろ試行錯誤の末、
発芽させてから発酵させたそうです。


それってビールとほぼ同じ工程ではありませんか!


で、味は? ばらすと面白くないのですが、
普通の日本酒がライン地方の白ワインだとすると、
玄米酒はシェリー酒かも…。


たぶん「これは絶対ダメ!」という人と
「意外にいけるじゃん!」という人に
くっきり分かれるのではと思いますが、私は後者です! 


7月5日 愛酵会 オンライン飲み会。


開発さんが肝煎りで、各自が下記のワインを入手、
2時間余り楽しみました。


以下は開発さんから皆さんに送られた一口メモです。


「白ワイン ウルフブラス・イエローラベル・シャルドネ
(WOLF BLASS YELLOW LABEL, Chardonnay)


お勧め料理 洋風の魚料理(白身魚のカルパッチョ、
ムニエルなど)、ナッツ、ポテトサラダなど
飲み頃 冷蔵庫で3~4時間以上冷やし、
グラスに注いだ直後~10分。


その後は冷蔵庫に戻す、アイスバケツで
冷やす等温度を維持して下さい。


赤ワイン ロバート・モンダヴィ
ウッドブリッジ・カベルネ・ソーヴィニヨン /
ロバート・モンダヴィ(Robert Mondavi,Cabernet Sauvignon)


お勧め料理 しっかり味のついた肉料理
(ハンバーグ、ステーキ、焼肉など)


飲み頃 冷蔵庫で3~4時間以上冷やし、
グラスに注いだ後10分~20分。


短時間ならボトルのまま置いておく、
可能であれば アイスバケツで
冷やす等温度を維持して下さい。」


9月30日 還暦・退職記念に、ボルドーの
シンデレラ・ワイン「シャトー・ヴァランドロー」を買う。


1万円以上のワインなどレストランですら
頼んだことがありませんでしたが、
こういう機会でもなければ一生縁がなかろうと
清水の舞台から飛び降りるつもりで奮発。


味は…勿論、凝縮されたすばらしいものでした。


ただしヴァランドローなら、2010年に3300円で
買ったサードワイン「シャトー・ベレール・ド・ウィ 2007」
も十分秀逸なボルドーでした。


S字曲線でいうと右端の方で、値段が数倍になったから
味も数倍良いかと言われると、高級オーディオと同じで
薄皮のような微妙な差ではないかと思います。


10月 スモークサーモン自作に挑戦。


日中自由時間が増えたので、以前から試したかった
スモークサーモン作りにいよいよ挑みました。


チップではなくスモークウッドを使うと
結構簡単にできました。


しかも、クレオソートのような燻蒸液の臭いのしない、
まともな味です。


これで、白ワインの友がいつも身近に…。


10~11月 3回にわたって甲府盆地ワイナリーツアー。


10月23日はシャトーメルシャンで昔の醸造場を
見学して長野のメルローの逸品をグラス試飲。


11月8日夜は勝沼ぶどう郷駅近くの
イタリアン・パハソロッテで地元ワインを堪能しました。


シェフの長谷川賢さんは、日本ソムリエ協会主催
ワインアドバイザー選手権で優勝した方だそうです。


翌日は奥野田ワイナリーなど3か所を訪問、生産者から
いろいろと現場のお話を聞くことができました。


11月15日は京王バスのツアーでまるき葡萄酒、
シャトー酒折を訪ね、最後はぶどうの丘の
試飲コーナーへ。


新たにコイン式の銘醸ワイン試飲設備ができており、
結構すばらしいワインを味わえました。


桃の花が美しい2021年4月にもまた行きたいと
考えています。


ご一緒できるといいですね。


12月 1997年2月につけ始めた
ワイン・メモが4000銘柄に到達。


社会には何も役立たちませんが、この記事を
書く時にだけは役に立ちました…。


12月 斎藤幸平氏の『大洪水の前に 
マルクスと惑星の物質循環』という難しい本に挑戦。


氏は2021年1月にNHK・Eテレの『100分de名著』に
講師として出演されるそうで、担当プロデューサーが
「この本が面白い」と勧めてくれました。


晩年のマルクスが、略奪農法や砂漠化、気候変動に
ついての研究者書をかなり系統的に読んで
環境問題に関心を深めていたという内容です。


マルクスがそれを著作に書かなかったため、
これまで誰も気づかずにきたのだそうです。


読後感として、また、山本博
『日本のワイン―本格的ワイン造りに挑んだ
全国のワイナリー』、高橋梯二、原田喜美枝、
小林和彦、齋藤浩『日本のワイン―和英対訳』、
三澤茂計、三澤彩奈『日本のワインで奇跡を
起こす―山梨のブドウ「甲州」が
世界の頂点をつかむまで』、
玉村豊男『千曲川ワインバレー―新しい
農業への視点』などを読むにつけても、
「善いワインを作る」という営みは、
「利潤の最大化・そのための生産拡大」という
主流派経済学の説く原理とは微妙にズレが
あるのではないかと感じずにはいられません。


葡萄の実の収穫を増やして大量生産しよう
という発想では、特に日本の場合まず絶対に
優れたワインは生まれません。


ワインの質は、健康なブドウの木の力に
頼るしかないのです。


栽培・醸造に関わった人たちが
丹精込めたワインは、経済のあり方、
人間と自然の関係についてもいろいろ
考えさせてくれるものだと感じます。


善いワインは人を酔わせて
心地良くするだけでなく、人を賢く
目覚めさせてくれるのかもしれません。


愛酵会 先原章仁

 

【JJC通信】成長(4)原点に還る 

ご無沙汰をしております。伊藤礼子です。

2020年、コロナ禍によって私は
「原点に還る」という体験を得ました。

生と死。働き方。心 (免疫) と体 (病気) の関係。
人との距離感について。新しい組織と経営の
あり方とは。

資本主義経済の行方。地球環境に至るまで。

歴史やこれまでの人生で見聞きし
体得してきたものを一旦、ガラガラポンして頂き、
あらゆることに原点に立ち返って
対峙する機会を頂きました。

会社員時代、唯一大嫌いだった「通勤ラッシュ」
「都会の人混み」が、強制的にシャットダウン
される現実を目の当たりにしました。

清々しく美しい大自然の中での
ノマドワークがずっと憧れだったのですが、
完璧に実現してしまいました。

その一方で、膨大な時間と空間とコストを
要していた世界中の人々との
コミュニケーションの垣根は、ネットを
媒体として一気に外されてしまいました。

これまでは遠くの存在だった海外の
メンター達からも肉声とビジュアルで
直に学んだり交流したりする機会を
いとも簡単に得られるようになりました。

そして、コロナ+オンラインにより私は、
ますます休みなく仕事に邁進する
結果となりました、汗。

私の本業はメンタルコーチで経営者と
その組織の方々をサポートしています。

コロナの影響を様々に受けながら奮闘されている
お一人お一人と全力で向き合う毎日を
過ごしております。

生と死は私達に平等に与えられているものですが、
コロナ禍はあらためて、そんな人間の原点と
現実を私たちに突きつけてくれました。

人は死が間近にある時、生のあり方を
自問せざるを得ません。

死というものへの怖れ、別れの悲しみについても
自身の中で折り合いをつけておく必要があります。

死に繋がる病を目の当りにする時、病に対する
不安に対処する「心のスキル」によって
「幸福」でいるか「不幸」と感じるか、
の何方かを選択しています。

2012年に設立したJJC充実人生クラブの原点
「皆んなで」「よく生きる」「場を創る」
もまたそこにあることを確認し、来し方の
8年間を振り返ることができた1年でした。

活動の創志「人生後半の半世紀も人間として
いよいよ成長を続け人生を謳歌する場を創る」
は一貫しています。

部活の肝煎を始め、推進くださる皆さまのおかげで、
活動を続けてくることができました(感謝)。

反省点は私自身が臆病だったことです。

世の中に受け入れられやすいかを優先し
その本来の活動を自ら制限していたことも否めません。

しかし、原点に還るなら、勇氣を出して
自身の信に従って今を生きねばなりません。

2021年は、創立メンバーの一人である
山根ちづえ氏と共に、世の中に「成長と交流の場」を
提供する活動を強化していきたいと考えています。

JJCの3大テーマである「体」「心」「経済」
に関する知恵の習得の場です。

JJCに何らかの形でご参加くださっている方々は、
人生100年時代を先取りし謳歌していらっしゃる方々です。

お互いに、遊びながら成長し、学ぶこともあれば、
教えて頂くこともある、JJCがそんな場になればと
ずっと考えてきました。

私自身も、プロとしてこの10年で培ってきた
心の技法を用いた「認知症にならない心の成長の技法」
について開発中です。

JJCの皆さまへ最優先でお届けしたいと考えています。

歴史を振り返っても人生の後半以降にさらに精神の
エネルギーとスタミナを高め「還暦からの底力」を
発揮されている事例は数え切れません。

ユング心理学の祖、カール・グスタフ・ユング(1875-1961)は、
その主要な著作のほとんどを70歳以降に書いたと
その自伝で述べています。

4世紀の中国東晋の僧、法顕(ほっけん、337年- 422年)は
仏教を深く学ぶために60歳を過ぎてから長安を旅立ちました。

砂漠を越えインドで学び、14年後に帰国してからは
仏典の漢訳に従事、旅行記『仏国記』は当時を知る
貴重な文献となっています。

言わずもがなですが、「自分にはとても…」という
自己限定を解けば、同じ人間です。その唯一無二の底力は
実はご自身の中にも潜んでいます。

JJCは、そのことを思い出し成長を続ける場で
ありたいと思います。

伊藤礼子
充実人生クラブ

【JJC通信】にわか個人投資家のつぶやき②『山根ちづえの金融解説』 No.4 

こんにちは。JJCパートナーの山根千鶴枝です。


前回のJJC通信で続きは次回としておりましたので
年が変わる前にということで、以下、ご笑覧ください。



さて、前回のJJC通信をざっとおさらいしますと、
仕事と家事に追われ、わが身(=貯蓄=じぶん年金)を
振り返る事も忘れていた私ですが、
コロナのおかげでようやく自分でコントロールできる
時間を得ました。


そんな中、すっかりご無沙汰していたネット証券の
口座にログインをしてみるとその進化に驚いたという話です。


そこで、思いついた時がタイミング、
買おうと思った時が買い場という名言(?)を
引っ張り出して、少額ながら即、投資開始しました。


それが10月末の話ですというところまででした。


その後、どうなったかと言えば、株式市場は、
日経平均株価の変動率でみれば、10月末からの
1か月で約16%のプラスとなりました。


なんだか出来過ぎではないですか?


偶然にもうまく行き過ぎて落ち着きません。


私は、株式投資を始めましたが、配当金を
受け取りながら、長期的に保有しようと考え、
配当利回り重視で銘柄選びをしたつもりです。


したがって、値ザヤ稼ぎとは無縁のはず・・


だったのですが・・


やはり人の子なので購入してすぐに
値上がりしてしまうとザワザワしてしまいます。


そこで自分の投資行動に合理的な理由を
持とうとしました。


これ、大手機関投資家でもやりますよね(笑)


自問自答が始まりました。そもそも、私は
この株式投資によって年間いくらの配当金を
受け取ろうとしていたのか、今売却すると
将来の配当金は失うが、それ以上に値上益が
あるがどう判断すべきか、幸いなことに手数料は
ゼロなのでコストは税金のみ、売却したら
元の値段で買い戻せるのか、投資を始めたばかりで
方針変更はいかがなものか、
そもそも大した利益ではないので捨ておくべきか、云々。


スーパーではついつい特売品を買ってしまう
自分を振り返りながら。。。


結果、配当金以上に値上がりしたものは、
一銘柄を残して全売却、利食い先行、一旦、
年間の配当金受取見込み額を確保してから
買い戻す戦略に移行しました。


しかしながら、その後も株式市場は値上がりを続け、
実際に買戻しができたのは、売却から2週間後でした。


その間、「上がり続ける株式はない」と念仏を
唱えながら指値をして待ち続けました。


これもかなり忍耐のいる修行でした。


12月に入ってからは一旦株価も落ち着いて振れ幅も
小さくなりましたので安心して保有株を放置しております。


やはり長期保有する株式は、上下ともに値動きが
あまりない方が心の安寧につながりますね。


次は配当金が出るまで初心貫徹でどっしりと
構えておきたいものです。


配当権利付最終日辺りでまた、ざわざわしないように
願いながら・・


山根 ちづえ
じぶん年金コンシェルジュ