【JJC通信】2017年Winemaking Plan ⑤目標アルコール度数 

JJCワイン愛好家の皆さまへ、


こんにちは。
前回までメールにて、ワインの
スタイルや方向性について簡単に
お伝えさせて頂いておりましたが、
今回からはほんの少し各論に
入っていきたいと思います。


本日の話は「アルコール度数」。


アルコール度数は、ワインのボディ
(コク、強さ、飲みごたえ、骨格など)に
直結する重要な要素です。


ワインは他のお酒に比べると
アルコール度数に幅がありますし、
生産地によって、アルコール度数に
関する傾向が異なります。


例えば、カリフォルニアワインの
アルコール度数は、品種や求める
スタイルによって変わってきますが、
だいたい12-16%の範囲におさまるようです。


一方、カリフォルニアと比較すると、
少し冷涼なヨーロッパ周辺ですと
10-14%くらいの範囲に収まるかと
思います。


「どうしてカリフォルニアのワインは
アルコール度数が高めで、ヨーロッパの
ワインはアルコール度数が低めなのか?」


答えは、「カリフォルニアは
ヨーロッパと比べて日照期間が
長いため、ヨーロッパのぶどうと
比較して糖分が高いから」です。


ワインは酵母がぶどうの糖分を分解し、
アルコールと二酸化炭素に分解する
ことによって造られます。


よって糖分が高いほうが、
アルコール度数が高くなる
ということになります。


ワイン造りを委託している
The Wine Foundry社によると、
2017年のサンジョヴェーゼは、
十分に熟し、高い糖度を持つ
素晴らしい出来だとのこと。


15度以上のワインも造ることが
できそうですが、高すぎる
アルコール度数を持つワインは、
厚ぼったくあか抜けないものに
なることもあります。


よって、しっかりとしたボディを
持ちながらエレガント、
長期熟成可能な辛口ワインを目指して、
14%前半を目標アルコール度数と
したいと思っております。


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2017年ワインの
申込受付は継続中です!



以下リンクより必要情報を
ご入力頂いた上でお願いたします。


なおワインラベル裏面に
ワイン造り参加者の名前を
記載させて頂きますが、
ご本人の名前ではなく、
贈呈したい人の名前、
ご夫婦/友人の名前等、
ご希望通りに記載可能です。


■ワイン造り募集概要

■申込みフォーム

■ワイン造り紹介Website

*2017年のワインが手元に届くのは2019年12月を予定しています

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JJCワインコーディネーター
野田隆史
 

【JJC通信】歌うことⅡVol.5 

皆さん、こんにちは。
充実人生コンサートの安納一郎です。


伊藤礼子さんから、
【JJC通信】「老化という迷信からの解放」
の中で皆さんに問いかけがありましたので、
充実人生コンサートのメンバーの
ひとりとして、「歌うこと」に特化した
ご返信を書いてみました。


小生が若い頃には、ソプラノや
テノールのように高音域を歌う人は
プロ、アマを問わず35~40歳がピークで、
その後は下降していくと言われていました。


ある有名なアマチュア合唱団では、
暗黙のうちに事実上の定年制があり、
ソプラノは40台後半になると
やめていったりアルトに移ったり
しなければならなかったそうです。


また、小生がかつて所属していた
大学の男声合唱団のOBに、
張りのある美声のテノールが
いたのですが、最近そのOB演奏会を
聴きに行くと、なんとその人が
ベースを歌っていたのです。


すでに90歳を越えた大先輩ですから
無理も無いといえばそれまでですが、
なぜトップテナーからベースまで
移行したのか分かりませんでした。


声楽は体が楽器、肉体が衰えれば
歌えなくなってくるというのも
分かります。


小生もテノールのハシクレ、以前、
心配になって所属していた合唱団の指揮者に、
自分も歳をとったらバリトンに行くのか、
と聞いたことがあります。


すると先生、小生の頭のてっぺんから
足の先までをじっくり眺めた後、
お前は声帯も脚も短いからバリトンは
無理だろうな、とのきついお言葉。


脚は関係ないでしょうと
言いたかったのですが、その頃の
日本人のテノールは概ね背が低く、
バリトンは大柄な人が多かった
ようなので、不本意ながら納得せざるを
得ませんでした。


早い話が、声が出なくなったら御祓箱だ、
と言われた様なものです。


ところが、これに対して
真逆の意見を唱える人もいます。


小生が50台後半から6年間
ヴォイストレーニングを受けた先生です。


学生時代は、ある音大の声楽科に
在籍しながら、わざわざ休学して
別の大学の医学部に入り、発声法を
医学的に検証したというくらい
研究熱心な人です。


この先生によると、
一、年齢を重ね人生経験を積むほど、
音楽に対する感性は豊かになる。


二、人間の声で、歳をとっても
衰えないのが高音域である。


高齢になって高域が出なくなるのは、
それまでの発声法が間違っている
からである。


一つ目に関しては
納得される方も多いでしょう。


歌に限らず、多くの芸術において
よく言われることです。


二つ目には異論反論もあると思います。
ただ、この先生は先に述べたように
医学的な見地にも立って
言われているので、十分根拠の
ある説だと思っています。


人が声を出す時、低音域に比べ、
高音域は少ない息で声帯を鳴らす
ことができる、つまり、体力が
落ちてきても声帯を効率よく鳴らせば
十分歌える。


ただ、世の中の多くの歌い手は、
誤った発声法で長年声帯を
酷使するため、年齢が来ると
高音域が出なくなってしまう。


正しい発声法で歌えば、
「息をしている限り」
最後まで出せるのが高音域だ、
とこの先生は言っています。


さて、小生はどちらを信じたらいいか。


声帯と脚の短い身としては、
後者の先生の見解を信じて、
一生テノールのまま、
(もうしばらくは息をしていそうなので)
歳を重ねても歌える歌、
いや歳を重ねてこそ歌える歌を
歌っていければと考えています。



第5回充実人生コンサート(テーマ:雨)より


充実人生コンサート
統 括 安 納 一 郎
~白髪のテノール~
 

[感想]秋<茶遊庵>長月

初めまして。
美味しいさんまの焼き方、ありがとうございました。
すぐ、やってみます。さんまは大好きですが、ただ、洗って塩を振るだけで焼いてました。
良いこと、教えて頂きました。
ひょうたんなまずの話も初めて知りました。

【JJC通信】秋<茶遊庵>長月 

「茶遊庵」の案内人、
山﨑小夜でございます。


いよいよ暑かった夏が終わり
「実りの秋」が訪れました。


今年は、秋刀魚が大漁だそうです。


【美味しいサンマの塩焼き】の
作り方を紹介します:



1)良い材料から
・黒目の周りが透き通り、
身に厚みのあるもの

・尻尾が刀のごとく一直線で
立っているもの


2)洗い方
・1ℓの水に対し塩大さじ2杯、
片栗粉大さじ1杯魚のヌメリを取り、
洗いすすぎ、キッチンペーパーで
水気をとる


3)塩加減
・30㎝の高さからサンマ全体に
塩をふり、10分程放置し
キッチンペーパーで拭き取る


4)焼き方
・グリルを先に温めて、火加減は強火で遠火


5)添えもの
・大根おろしは程よく絞って、
カボスも添える


熱、熱でいただきます。
シンプルな料理ですが、血液サラサラの
「EPA」、「DHA」、若返りの
「ビタミンE」などが含まれております。


EPA=エイコサペンタエン酸とは、
主に青魚の油に多く含まれる
(必須脂肪酸)の一種。


血液の性状を健康に保ち、特に血栓が
できにくくしたり、高脂血栓症を
予防する結果「動脈硬化」「心筋梗塞」
「脳梗塞」を予防する働きがある
といわれています。


格安なのに恵み一パイの秋味を、
器に盛り添物と一緒に是非、
贅沢に食してみませんか。


秋空。京都へ。
真青な青の下、妙心寺退蔵院を訪れ



日本最古の水墨画(如拙筆)
国宝瓢鮎図(ひょうねんず)を
鑑賞してきました。


室町時代に描かれた瓢と鯰が
テーマの不思議な水墨画です。


「丸くすべすべしたひょうたんで
ぬるぬるした鯰を抑えて捕まえる
ことができるか」


という公案(禅門答)を考え、
そのテーマとなる絵を4代将軍足利義持が
画僧の如拙(じょせつ)に描かせた
作品だそうです。



将軍義持が知恵者と知られた
高僧名僧をあつめ「瓢鮎図」を
テーマに禅問答を決行したことで
知られています。


瓢鮎図には禅僧31人の禅問答が
書かれています。


「ひょうたんなまず」という言葉は
「瓢鮎図」の公案から生まれたもので、
「ひようたんなまず」は、
とらえところのない、要領を得ない様子や
そのような人を表しています。


平成30年 長月
茶 遊 庵
案内人 山﨑小夜

 

[感想4] 成長(2)老化という迷信(自己限定)からの解放

礼子さん

今朝メールを久々に開いた所、9/1時点で私に対して問いかけのメールが届いていたことを確認いたしました。

放置してしまった事になり、申し訳ありません。
今さらかも知れませんが、私が感じていることをお伝えいたします。

私は年を重ねる毎に精神は瑞々しく若々しくなるという意見に賛成です。

人は長く生きていくなかで、様々な経験をする。どう感じるか、どう行動するかによって得られる(自分自身の体験になる)ものは異なる。
起きた事実は1つ。けれどもその感じ方、受け取り方は人それぞれ。いろいろなステージを経験して知識を知恵にすることが出来れば心豊かで楽しい人生を送ることが出来ると思います。

また、身体の動かし方についても同じことが言えると思っています。私は人はいくつになっても身体能力は上がっていくと考えています。効率の良い身体の動かし方や怪我をしづらい身体の使い方(武術で言うところの体さばきですね)は、達人と呼ばれる方々の動きがとても参考になります。

人の身体は学習と最適化いう素晴らしい能力を持っています。
ただ、それが仇となる事もある事をお伝えしたいです。

人間は動物であり、動けることを最優先します。怪我をしたり、疲れていたりしても動ける身体にしようと学習と最適化を繰り返します。

間違った(効率の悪い)動きを学習して最適化すればするほど、身体に不具合が出てきます。

武術の達人と言われる方や所作が綺麗な方は正しい(効率の良い)動作を学習し最適化した結果であると考えています

心と身体は互いに影響し合います。身体の状態を整える事で心にも影響を与えますし、逆も同様です。

心技体を正しく鍛えていくことで充実した人生を送ることが出来ると思います

以上、長文失礼いたしました

永田 徹