【JJC通信】喪<出会いと食> No.7 

出会いと食のプロデュースの開発です。
今回は、 喪、通夜・告別式の時について
お話ししてみたいと思います。


昨年秋、伯母が他界しました。


まだ70代でしたし、
持病があるわけでもなく
脳疾患によるわずか3週間の
闘病後の死でした。


誰しもが、(恐らく伯母本人も)
こんなに早く他界するとは思っておらず、
ショックな出来事でした。


葬儀となると、その規模や開催方法は
故人や家、時には会社によって
まちまちです。


伯母の場合は、既に第一線から
退いていましたので、
身内と少数の知人・友人のみで
執り行われました。


突然の死ではありましたが、
伯母の生前の明るい人柄の御蔭か、
死を悼みつつもお清めは親戚が集まり、
久しぶりに会うメンバーもいて
和やかな場となりました。


お清めの場である会食は、
葬祭事業大手の公益社さんによると、
以下の目的があるそうです。


一つ目は、遺族や親族、僧侶などが
故人と共に最後の会席の場を
ともにして供養すること。


二つ目は弔問に来てくれた人々に
お礼をすること 。


根本には、故人を偲び、
故人の思い出を語り、故人と最後の
食事をするという考えがあります。



今回は殆どが身内でしたので、
皆が伯母を良く知っており、
じっくり伯母の思い出に浸ることが
できました。


伯母も喜んでくれたと思います。


以前に、儀礼的に参列し
故人のことを知らない面々が
酔って騒がしいお清めの場や、
不幸な亡くなり方をされ、
それに納得のいかないご遺族が
途中で取り乱してしまった
お清めの場などに同席したことがあります。


故人が悲しむからやめてほしい、
と言える立場であればお願いをし、
とても口を出せる状況でなければ
その場を去るか、時が過ぎるのを
待つしかありません。


過去に何十回とお清めの場に
同席したことがありますが、やはり
故人を知らない人が多い場合は場が乱れる
(単なる飲食会場になってしまう?)
ことが多かったような気がします。


大概は「故人は賑やかな席が好きだった」と
大目に見られますが、本当のところは
喪主や、故人が生きていたら
どうなんだろうと思います。


場づくりは、参列者全員の故人を
思う気持ちで作られます。


これからも
(参列しなくてはならない場合は)、
故人や喪主のへの思いを優先に、
その場に臨みたいと考えています。


出会いと食のプロデューサー 
開発 香織
 

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